小倉 繁(読み)オグラ シゲル

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「小倉 繁」の解説

小倉 繁
オグラ シゲル


職業
俳優

生年月日
明治37年 3月16日

出生地
栃木県 宇都宮市

経歴
初代団昇に入門し、各地を巡業したのち、大正12年国活へ入社。14年松竹蒲田に移り、昭和2年小津安二郎の「女房紛失」で大役を演じたのを皮切りに、短編喜劇の脇役として芽が出た。斉藤寅次郎監督のもとで蒲田ナンセンスの代表的俳優となり、軽妙なドタバタ演技で人気喜劇俳優に。8年準幹部となり、「この子捨てざれば」では10年度のベスト・テンに選ばれた。12年「七つ児誕生」あたりで蒲田ナンセンスも終わりを告げたが、他の佳作に「噫薄情」「子宝騒動」「馬帰る」などがある。戦後新東宝に所属し、31年「四谷怪談」の按摩宅悦役などを演じた。

没年月日
昭和33年 5月29日 (1958年)

家族
息子=青木 放屁(元俳優)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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