普及版 字通 「妨(漢字)」の読み・字形・画数・意味
妨
常用漢字 7画
[字訓] さまたげる・そこなう
[説文解字]
[字形] 形声
声符は方(ほう)。方は架屍の象。これを呪禁として防ぎ守る意があり、それを聖所に施すことを防という。〔説文〕十二下に「するなり」とあり、妨害の意。〔六書故〕に「女人、他のむを妨ぐるなり」とするが、巫女などを用いて、他の呪詛などを防遏(ぼうあつ)する意であろう。
[訓義]
1. さまたげる、ふせぐ、まもる。
2. そこなう、いためる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕妨 サマタグ・ワヅラヒ・ヤブル 〔字鏡集〕妨 サマタグ・ハカル・ヤブル
[熟語]
妨遏▶・妨害▶・妨礙▶・妨碍▶・妨禁▶・妨賢▶・妨止▶・妨阻▶・妨▶
[下接語]
意妨・何妨・不妨
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報