奥義・奥儀(読み)おうぎ

精選版 日本国語大辞典 「奥義・奥儀」の意味・読み・例文・類語

おう‐ぎ アウ‥【奥義・奥儀】

〘名〙 学問技能などの最も奥深いところ。一つの道で最も重要で難解な事柄。おくぎ。極意
日本往生極楽記(983‐987頃)延昌「兼令論浄土因縁、法華奥義
謡曲鞍馬天狗(1480頃)「張良沓(くつ)を捧げつつ、馬の上なる石公に、履かせけるにぞ心解け。兵法の奥義を伝へける」 〔孔安国尚書序〕

おく‐ぎ【奥義・奥儀】

〘名〙 学問、芸能武術信仰などのもっとも深遠な意義。極意。奥口おうぎ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
談義本・風流志道軒伝(1763)一「此上は一筋に仏法の奥儀を極(きわめ)天下名僧と成りて、衆生済度(さいど)せんものと」

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