大島宿(読み)おおじまじゆく

日本歴史地名大系 「大島宿」の解説

大島宿
おおじまじゆく

[現在地名]松川町大島

伊那往還筋の宿。飯田より約三里、片桐かたぎり宿・原町はらまち宿の間に位置。

伊那往還は古くから伊那谷を南北に貫く一大主要道であり、毛利秀頼京極高知飯田在城の時、飯田・飯島いいじま間の道を約一里西の山手へ移し同時に宿駅を移転させた。この工事は文禄二年(一五九三)に完成した。伝馬設置と同時に大島城の旧城下町であった大島町を移し伝馬宿とした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android