夏の庭園(読み)ナツノテイエン

デジタル大辞泉 「夏の庭園」の意味・読み・例文・類語

なつ‐の‐ていえん〔‐テイヱン〕【夏の庭園】

Letniy sadЛетний сад》ロシア連邦北西部、レニングラード州の都市サンクトペテルブルグにあるロシア帝国時代の庭園ネバ川、フォンタンカ川、白鳥運河に囲まれる。園内には約250もの彫像が置かれ、18世紀初頭にピョートル1世が建造した夏の宮殿がある。18世紀後半に洪水に遭い、エカチェリーナ2世によって造りなおされた。

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世界の観光地名がわかる事典 「夏の庭園」の解説

なつのていえん【夏の庭園】

ロシア第2の都市サンクトペテルブルグにある庭園。マルス広場の東隣に位置し、ネヴァ川と運河に囲まれた12haほどの公園である。18世紀前半に造園され、園内にピョートル大帝が市内に最初に建造した、オランダ風2階建ての質素な木造建築「夏の宮殿」もあって、歩道には多くの彫像がある。木立が多く、市民の憩いの場となっている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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