東隣(読み)とうりん

精選版 日本国語大辞典 「東隣」の意味・読み・例文・類語

とう‐りん【東隣】

〘名〙 東どなり。また、単に、となり
本朝無題詩(1162‐64頃)四・春夜即事〈輔仁親王〉「村醪滋味験東家、東隣有酒家故云、東家若贈村醪美

ひがし‐どなり【東隣】

〘名〙 東に隣り合わせていること。また、そのもの。
御伽草子猿源氏草紙(室町末)「われらがひがしどなりの、六郎ざへもんと申人は」

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普及版 字通 「東隣」の読み・字形・画数・意味

【東隣】とうりん

ひがしどなり。楚の宋玉の〔登徒子好色の賦〕に、東家に美女があるという。唐・李白〔古に効(なら)ふ、二首、二〕詩 古より秀色り 西施と東と 蛾眉は妬(と)すべからず 況(いは)んや乃ち其の(ひん)(目をしかめる)に效(なら)はん

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