デジタル大辞泉
「堅地」の意味・読み・例文・類語
かた‐じ〔‐ヂ〕【堅地】
1 漆塗りなどの下地を、堅くしっかり塗り上げること。また、そのもの。
2 織物の布目が堅く締まっているもの。
3 きまじめなこと。物堅い気質。
「―の父の親の手を」〈浄・卯月の紅葉〉
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かた‐じ ‥ヂ【堅地】
〘名〙
① 漆塗りなどで、下地を堅く、しっかり塗ること。また、そのもの。〔
日葡辞書(1603‐04)〕
※仮名草子・ぬれぼとけ(1671)下「新町もののわん・おしき、かた地と見へてのり地なり」
③ 堅い地面。
※浮世草子・日本永代蔵(1688)四「諸はだぬぎて鍬を取堅地(カタヂ)に気をつくし、身汗水なしてやうやう堀ける」
※浄瑠璃・卯月の
紅葉(1706頃)上「かたぢの父の親の手を、
水離れせぬ
お亀とは」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報