デジタル大辞泉
「在在」の意味・読み・例文・類語
ざい‐ざい【在在】
あちこちの村里。また、いたるところ。
「春先は、―の鋤鍬までも楽々と、遊びがちなる一ものづくり」〈浄・手習鑑〉
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ざい‐ざい【在在】
〘名〙 (「さいさい」とも)
※
菅家文草(900頃)六・重陽侍宴同賦菊有五美「中流採得嘗看後、在々群官紫府仙」
② いたる所。あらゆる所。所々(しょしょ)。
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)六「在在
(サイサイ)(〈注〉アリトシアル)の方の
世尊、一切に
恭敬せられて、
衆生をあはれみて説法したまふ」 〔
楊万里‐明発南屏詩〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「在在」の読み・字形・画数・意味
【在在】ざいざい
処々。至るところ。唐・武元衡〔春斎野雨、郭通微を憶ふ〕詩 桃源在在、風塵を阻(はば)み 世事悠悠、春にふ字通「在」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報