在郷(読み)ザイゴウ

デジタル大辞泉 「在郷」の意味・読み・例文・類語

ざい‐ごう〔‐ガウ〕【在郷】

[名](スル)
都会から離れた地方田舎在所。ざい。「在郷農家
郷里にいること。ざいきょう。
[類語]田舎在所在地ローカル在方ざいかた近在田園ひな地方辺地辺境僻地へきち僻陬へきすう辺鄙奥地辺土片田舎鄙びる草深い

ざい‐きょう〔‐キヤウ〕【在郷】

[名](スル)郷里にいること。ざいごう。「在郷する者だけでクラス会を開く」

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精選版 日本国語大辞典 「在郷」の意味・読み・例文・類語

ざい‐ごう ‥ガウ【在郷】

〘名〙
① (━する) 郷里にいること。田舎に住みつくこと。
神宮雑書‐建久三年(1192)八月日・伊勢大神宮神領注文「倶以勅免神領、在郷名号各別之地也」
② 都会から離れた地方。田舎。ざい。〔文明本節用集(室町中)〕
浄瑠璃信州川中島合戦(1721)三「在郷に引込み、鋤鍬取て自(みづから)だがやし」
[語誌]近世期の類義語に「在所」があるが、「在郷」は、複合語も含めて、上方での使用がそれほど一般的でないのに対し、「在所」は上方で使用される傾向が強い。

ざい‐ご【在郷】

〘名〙 「ざいごう(在郷)」の変化した語。
洒落本・禁現大福帳(1755)五「麦飯はむぎめしと知て田舎(サイゴ)風で菜(そへもの)なしに喰がよし」

ざい‐きょう ‥キャウ【在郷】

〘名〙 郷里にいること。地方にいること。ざいごう。

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普及版 字通 「在郷」の読み・字形・画数・意味

【在郷】ざいきよう・ざいごう

郷里。

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