恭敬(読み)きょうけい

精選版 日本国語大辞典 「恭敬」の意味・読み・例文・類語

きょう‐けい【恭敬】

〘名〙 仏語。つつしみ敬うこと。くぎょう。きゅうきょう。〔文明本節用集(室町中)〕
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)八「恭敬(ケウケイ)を忘れぬ者かな。是こそ則諸民の主人と云者よ」 〔春秋左伝‐宣公二年〕

く‐ぎょう ‥ギャウ【恭敬】

〘名〙 (「く」は「恭」の呉音) 仏語。慎み敬うこと。きょうけい。
霊異記(810‐824)上「諸人帰依して恒に恭敬しき」 〔勝鬘経‐十受章〕

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デジタル大辞泉 「恭敬」の意味・読み・例文・類語

きょう‐けい【恭敬】

[名](スル)つつしみ、うやまうこと。くぎょう。
「畏まって慇懃―を尽した青年」〈魯庵社会百面相

く‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【敬】

つつしみうやまうこと。きょうけい。
梵天ぼんでん帝釈たいしゃくおよび諸天皆―せん」〈今昔・一・一〉

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普及版 字通 「恭敬」の読み・字形・画数・意味

【恭敬】きようけい

つつしみ深い。〔礼記内則〕異(こと)に孺子(じゆし)の室を宮中に爲(つく)り、必ず其の裕・惠・良・恭にして、愼みて言寡(すく)なきを求めて、子の師爲(た)らしむ。

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