デジタル大辞泉
「土府」の意味・読み・例文・類語
ど‐ふ【土府】
陰陽道で、土掘り・井戸掘り・溝作り・塀作りなどの工事をしてはいけないとされる日。
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ど‐ふ【土府】
※暦林問答集(1414)下「土府者、正月丑、取二丑方土一、煞二家長一」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
土府 (どふ)
陰陽道(おんみようどう)における地神。土公ともいう。春は竈(かまど),夏は門,秋は井,冬は庭におり,正月より12月までは,丑から子までにそれぞれ相当する方角の土を取ればたたりありとされた。鎌倉幕府は建築造作をするときあらかじめ土公祭を営み牛を牽(ひ)く作法があった。近世民間では神楽に土公祭の習合したものが山伏の手で演ぜられ,あるいは声聞師(しようもじ)や地神盲僧の徒が荒神(土公)の祭文を読み竈神をまつった。
→土公神
執筆者:村山 修一
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報