普及版 字通 「嘔(漢字)」の読み・字形・画数・意味
嘔
14画
[字訓] はく・うたう
[字形] 形声
声符は區(区)(く)。區に歐(欧)・毆(殴)・謳(おう)の声がある。〔説文〕八下に「歐は吐くなり」とあって、歐と同義。〔釈名、釈疾病〕に「嘔は傴(ふ)すなり。將(まさ)に吐くらんとして、脊、曲傴(きよくう)するなり」とするが、區は多くの祝告の器(品)を秘匿のところ(匸)に列して、これに対して謳吟して祈る意で、區に従う字は、おおむねその姿勢と声とをいう。
[訓義]
1. はく。
2. うたう、こえ。
3. やわらぎよろこぶ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕嘔 ツク・ハク・ウラム・チハク・タノシブ 〔字鏡集〕嘔 ツク・タノシブ・ハク・ウタフ
[熟語]
嘔▶・嘔▶・嘔軋▶・嘔嘔▶・嘔歌▶・嘔逆▶・嘔吟▶・嘔▶・嘔▶・嘔瀉▶・嘔心▶・嘔然▶・嘔煖▶・嘔吐▶・嘔符▶・嘔喩▶・嘔▶
[下接語]
嘔
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報