周氷河作用(読み)シュウヒョウガサヨウ

デジタル大辞泉 「周氷河作用」の意味・読み・例文・類語

しゅうひょうが‐さよう〔シウヒヨウガ‐〕【周氷河作用】

比較的寒冷な気候の下、地中水分が周期的に凍結融解を繰り返し、岩石破砕や土壌物質の移動などを引き起こす作用。→周氷河地形

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世界大百科事典(旧版)内の周氷河作用の言及

【浸食作用】より

…多雪地域のカール状の浅い谷は雪食圏谷nivation cirqueとして扱われることが多い。雪食や霜食などを含む比較的寒冷な気候下での地形営力は周氷河作用periglacial processと総称される。
[その他の浸食作用]
 特定の外作用によらないが,斜面上の風化層など未固結物質が重力によって移動されるタイプの浸食がマス・ウェースティングmass wasting(マス・ムーブメント)である。…

※「周氷河作用」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」