単性説(論)(読み)たんせいせつ(英語表記)Monophysitism

旺文社世界史事典 三訂版 「単性説(論)」の解説

単性説(論)
たんせいせつ
Monophysitism

キリスト人性は,受肉後は神性に吸収されるとして,その神性を強調する,5世紀に現れたキリスト論
エジプトで広まったが,451年のカルケドン公会議で異端とされた。単性説をめぐる論争は政治的に利用され,ビザンツ帝国でのエジプト・シリア離反を促した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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