神性(読み)しんせい

精選版 日本国語大辞典 「神性」の意味・読み・例文・類語

しん‐せい【神性】

〘名〙
① こころ。精神心性
夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部「一の宮宮司としての半蔵が何程の耳を傾ける里人を集め、何程の神性を明かにし得たらう」 〔北史‐崔光〕
② 神の性格。神の属性
他界に対する観念(1892)〈北村透谷〉「基督の神性は東洋の唯心的思想が達せしむる能はざるところに観念を及さしむると共に」

かん‐さが【神性】

〘名〙 (「かむさが」と表記) 神の性質。また、神としての性質。
書紀(720)神代上(兼夏本訓)「此れ則ち神性(カムサカ)雄健(たけ)きが然(しか)ら使(しむ)るなり」

かむ‐さが【神性】

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デジタル大辞泉 「神性」の意味・読み・例文・類語

しん‐せい【神性】

神の性質。神としての性質。「神性を帯びる」
こころ。精神。

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普及版 字通 「神性」の読み・字形・画数・意味

【神性】しんせい

心。

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