人性(読み)じんせい

精選版 日本国語大辞典 「人性」の意味・読み・例文・類語

じん‐せい【人性】

〘名〙 人が生まれつき持っている自然な性質。〔文明本節用集(室町中)〕
翁問答(1650)上「人性の感通一徳にして文武差別あれば、武なき文は真実の文にあらず、文なき武は真実の武にあらず」 〔孟子告子

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デジタル大辞泉 「人性」の意味・読み・例文・類語

じん‐せい【人性】

人間のもっている自然の性質。
「もし単に快楽のみを目的とする人があったならば反って―にもとった人である」〈西田・善の研究

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普及版 字通 「人性」の読み・字形・画数・意味

【人性】じんせい

人の性質。〔孟子、告子上〕子曰く、性は湍水(たんすい)のごときなり。~人性の善・不善つこと無きは、ほ水の東西つこと無きがごときなり。

字通「人」の項目を見る

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