半道村(読み)はみちむら

日本歴史地名大系 「半道村」の解説

半道村
はみちむら

[現在地名]美濃市大矢田おやだ

大矢田村の北にある同村枝郷。天王てんのう山西麓の谷間に位置し、谷は北方へ開いて御手洗みたらい村へ続く。村名は大矢田村から山越えで半里の道程にあったことによる。元禄郷帳に大矢田村枝郷として村名がみえ、村高二三石余。尾張藩領で、「濃州徇行記」によれば、高五三石余、家数四二戸、紙漉を専業としたが、日雇漉をする者が多くなり、荒地もしだいに開墾された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android