事典 日本の地域ブランド・名産品 「北山丸太」の解説
北山丸太[工芸用具・工芸材料]
きたやままるた
京都府北山地方及びその周辺で植林し加工した杉材の丸太・垂木用丸太。長岡京や平安京の造営と深くかかわっており、室町時代・安土桃山時代の数寄屋造りの茶室建築とともに発達した。材質は緻密、皮をむいた白い木肌は滑らかで光沢がある。変色がなく亀裂も入りにくいという。品種改良の努力をはじめとする600年の伝統が実を結んでいる。京都府伝統工芸品。2006(平成18)年12月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5011299号。地域団体商標の権利者は、京都北山丸太生産協同組合・京北銘木生産協同組合。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報