造営（読み）ぞうえい

精選版 日本国語大辞典

ぞう‐えい ザウ‥【造営】

〘名〙 家屋などを建てること。また、その建てたもの。多くは神社・寺院・皇居・大家などにいう。

※続日本紀‐天平一三年（741）九月丙辰「為_レ供_二造営_一、差_二発大養徳、河内、摂津、山背四国夫五千五百人_一」

※源平盛衰記（１４Ｃ前）一八「自力造営(ザウエイ)の事は、争(いかでか)叶ふ可きなれば」

※随筆・胆大小心録（1808）一五八「奈良の造営の美観にもまさりて」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

ぞう‐えい〔ザウ‐〕【造営】

［名］(スル)社殿・宮殿などを建てること。「大仏殿を造営する」
[類語]建築・建設・建造・築造・営造・建立こんりゅう・普請ふしん・作事さくじ・造作ぞうさく・新築・改築・増築・移築・建てる

出典　小学館

普及版 字通

【造営】ぞうえい

営造。

字通「造」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」

世界大百科事典内の造営の言及

【作事】より

…殿舎，邸宅等を築造すること。神社，仏閣の築造は室町時代とくに造営といった。また普請は築地，庭園の造作等の土木工事を指す語として用いられた。…

※「造営」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社