分切(読み)ぶんぎり

精選版 日本国語大辞典 「分切」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐ぎり【分切】

〘名〙
① 細かく切ること。長い物を一定の長さに切ること。また、そのもの。〔文明本節用集(室町中)〕
② 定められた分。定められた範囲。定められた限度
※毛利家文書‐天文二二年(1553)九月二一日・毛利元就同隆元連署軍法書「敵お追候て出候はん時も、分きりを過候て出候はん者は」
火薬装薬を充填する筒(日葡辞書(1603‐04))。

わかり‐き・る【分切】

〘自ラ五(四)〙 十分にわかる。すっかり明らかになる。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)四「目下(めのめへ)で引裂て終(しまは)うと云ふ利屈だから、ソレ、わかりきっ居(て)やうぢゃアねへか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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