児玉(読み)コダマ

デジタル大辞泉 「児玉」の意味・読み・例文・類語

こだま【児玉】

姓氏の一。
[補説]「児玉」姓の人物
児玉花外こだまかがい
児玉源太郎こだまげんたろう

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精選版 日本国語大辞典 「児玉」の意味・読み・例文・類語

こだま【児玉】

埼玉県の北西部の郡。身馴(みなれ)川の流域にある。明治二九年(一八九六)賀美・那賀の二郡を合併。〔二十巻本和名抄(934頃)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「児玉」の意味・わかりやすい解説

児玉
こだま

埼玉県北西部、児玉郡にあった旧町名(児玉町(まち))。現在は本庄市(ほんじょうし)の南西部を占める地域。旧児玉町は1889年(明治22)町制施行。1955年(昭和30)金屋(かなや)、秋平(あきひら)、本泉(もといずみ)の3村と合併。2006年(平成18)本庄市に合併。旧町域の中心地は小山(こやま)川(身馴(みなれ)川)の谷口に発達した。JR八高(はちこう)線と国道254号、462号が通る。北東端に関越(かんえつ)自動車道本庄児玉インターチェンジがある。古くから開発された土地で、多くの古墳群がある。平安末期から中世にかけては武蔵(むさし)七党の一つ児玉党の本拠地で、室町時代は雉岡城(きじおかじょう)の城下町として発達した。江戸時代は中山道(なかせんどう)脇往還(わきおうかん)の宿場町で、市場町でもあった。養蚕の盛んな土地であったが、現在は野菜栽培、酪農養鶏が行われる。北部には大規模な児玉工業団地がつくられている。児玉瓦(こだまかわら)の生産も多い。江戸時代の盲目の大学者塙保己一(はなわほきいち)の出身地(保木野(ほきの))で、その資料保存展示する記念館のほか、旧宅(国指定史跡)が保存されている。そのほか、サクラと釣りで知られる間瀬(まぜ)湖や、百体観音堂をはじめとする児玉三十三霊場、雉岡城址(じょうし)の城山公園がある。

[中山正民]

『木村宗平編著『児玉風土記』(1970・児玉町文化協会)』『『児玉町史』全6巻(1990~ ・児玉町)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「児玉」の意味・わかりやすい解説

児玉
こだま

埼玉県北西部,本庄市南部の旧町域。秩父山地の北東端から洪積台地に広がる。 1889年町制。 2006年本庄市と合体。中心集落の児玉は小山川流域扇状地の扇頂部に位置する。付近には古墳が多く,中世には鎌倉街道の宿場町,江戸時代には市場町として発展。扇状地の粘土を利用した瓦が製造され,周辺では米作,野菜栽培も行なわれる。塙保己一の生家があり,国の史跡となっている。南部は秩父山地の北縁にあたる台地で,上武県立自然公園に属する。

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改訂新版 世界大百科事典 「児玉」の意味・わかりやすい解説

児玉 (こだま)

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