催淫剤(読み)サイインザイ

デジタル大辞泉 「催淫剤」の意味・読み・例文・類語

さいいん‐ざい【催淫剤】

性欲を増進させる作用をもつ薬剤。催春剤。媚薬びやく催淫薬

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精選版 日本国語大辞典 「催淫剤」の意味・読み・例文・類語

さいいん‐ざい【催淫剤】

〘名〙 男女の性欲を催させ、生殖器機能を増進させる目的で使用する薬剤。催淫薬。催春薬。
神経病時代(1932)〈佐多芳久〉「婦人の性慾減退に対しても〈略〉色々の催淫剤が作られてゐる」

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「催淫剤」の意味・わかりやすい解説

催淫剤
さいいんざい

性欲を催させる薬剤。男女のいわゆる房中術一つとして用いられる。相手服用させてくどく目的のときは媚薬(びやく)として使われ、自分の衰えぎみの性欲を強めるために用いるときは回春剤としての服用になる。しかし、「催淫」という表現はあまりに直接的なので、一般的には「媚薬」あるいは「回春剤」「強精剤」とよぶ。

[深作光貞]

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