服用(読み)ふくよう

精選版 日本国語大辞典 「服用」の意味・読み・例文・類語

ふく‐よう【服用】

〘名〙 (古くは「ぶくよう」とも)
① 用いること。使用。
※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「西洋一般車輪を用す」 〔礼記‐内則〕
② 衣服などをにつけること。また、その衣服。
※続日本紀‐霊亀元年(715)九月己卯「婦女依父夫蔭服用、亦聴之」
③ 薬を飲むこと。服薬
※醍醐寺文書‐(年未詳)(室町)一〇月八日・大僧正義賢書状「雖然三位方へ良薬申候て遣候間、其服用以後聊得少減候間」

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デジタル大辞泉 「服用」の意味・読み・例文・類語

ふく‐よう【服用】

[名](スル)
薬を飲むこと。「食間に服用する薬」
衣服を身につけること。また、その衣服。
「―は皆大長公主に等しく」〈太平記・三七〉
[類語](1服薬内服内用一服頓服

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「服用」の読み・字形・画数・意味

【服用】ふくよう

身につけて用いる。

字通「服」の項目を見る

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