精選版 日本国語大辞典 「以下・已下」の意味・読み・例文・類語
い‐か【以下・已下】
〘名〙
※俳諧・三冊子(1702)白双紙「自由をふるひて世上にひろしといへども、中分いかにして」 〔論語‐雍也〕
② (代表として掲げる語に付いて) それを始めとしてそれ以外のもの。
③ 今まで述べた以外のこと。これからあとに述べること。
い‐げ【以下・已下】
〘名〙
① =いか(以下)①
※続日本紀‐文武元年(697)八月庚辰「親王已下百官人等賜レ物有レ差」
※文明本節用集(室町中)「已下 イゲ イカ」
② =いか(以下)②
※平家(13C前)六「さる程に寿永二年になりけり。節会以下常の如し」
※天草本伊曾保(1593)イソポの生涯の事「ソノホカノ ゴコク ygueua(イゲワ) シダイノ タメニワ ママコノ ココロヂャニ ヨッテ」
③ 身分などの低いこと。下賤。
[語誌]→「いか(以下)」の語誌
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