日本大百科全書(ニッポニカ) 「今津(滋賀県)」の意味・わかりやすい解説
今津(滋賀県)
いまづ
滋賀県西部、高島郡にあった旧町名(今津町(ちょう))。現在は高島市中部を占める地域。琵琶(びわ)湖西岸に位置する。旧今津町は1906年(明治39)町制施行。1955年(昭和30)川上、三谷の2村と合併。2005年(平成17)マキノ、安曇川(あどがわ)、高島、新旭(しんあさひ)の4町および朽木(くつき)村と合併して高島市となる。地域の東部は沖積平野で、西部は古生層の山地で占められる。中心の今津は古くからの港津で、湖西における水陸交通要衝として栄えた。1974年の現JR湖西線(こせいせん)開通で京阪神との結び付きが強くなった。国道161号、303号、367号が通じる。産業は米作が主で淡水漁業も行われる。箱館(はこだて)山にはスキー場があり、饗庭野(あえばの)には自衛隊基地がある。湖岸には今津浜水泳場があり、今津港からは竹生(ちくぶ)島めぐりの観光船が出航する。
[高橋誠一]
『『今津町史』全4巻(1997~2003・今津町)』
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