デジタル大辞泉
「中段」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ちゅう‐だん【中段】
〘名〙
① 上、中、下とわけた
等級や
物事の区切り目において、中間の段階。なかの段。〔
日葡辞書(1603‐04)〕
② 階段や
梯子(はしご)などのなかほどの段。段の中央。
※
読本・
椿説弓張月(1807‐11)残「童子をかき居、その身は中段
(チウダン)に尻をかけて」
③ 剣道・槍術
(そうじゅつ)などで、上段と下段との中間の構え方。
剣先を相手の目の位置に向けて構えるもの。正眼の構え。また、
相撲の四股
(しこ)の型にもいう。
※五輪書(1645頃)水の巻「構のきはまりは中段と心得べし」
※
浮世草子・好色五人女(1686)三「中段に見る暦屋物語」
※秦山集(1728)
雑著(
古事類苑・居処九)「上段・中段・下段、各高差
二一尺許
一」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報