上磯町(読み)かみいそちよう

日本歴史地名大系 「上磯町」の解説

上磯町
かみいそちよう

面積:二六二・四一平方キロ

大正七年(一九一八)一月一日上磯村が改称して成立。渡島支庁の南部中央に位置する。東は函館市、北は亀田かめだ大野おおの町、東は七飯ななえ町、北西は檜山支庁檜山郡厚沢部あつさぶ町、南西木古内きこない町、南東函館湾に面する。北部から西部に山地が連なり、厚沢部町・木古内町とは毛無けなし(七五〇・六メートル)設計もつけ(七〇一・五メートル)かつら(七三三・五メートル)を連ねた分水嶺境界であり、大野町七飯町・函館市との境界は函館平野内にある。久根別くねべつ川・大野川・戸切地へきりち川・宗山そうやま川・流渓りゆうけい川・茂辺地もへじ川・大当別だいとうべつ川などが函館湾に注ぐ。平野部は函館平野の西部を占め、湾岸に沿って帯状に市街地を形成している。年間平均気温は摂氏九・一度(平成一一年)と北海道では温暖である。町の総面積の約八割を山林が占め、スギブナヒバナライタヤなど豊富な樹種がみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報