上根本村(読み)かみねもとむら

日本歴史地名大系 「上根本村」の解説

上根本村
かみねもとむら

[現在地名]いわき市遠野町上根本とおのまちかみねもと

根本川上流と入遠野いりとおの川支流の折松おりまつ川沿いに集落が点在し、南は根岸ねぎし村・大平おおだいら村、北西は入遠野村。菊多きくた郡に属した。慶長七年(一六〇二)岩城氏除封により幕府領となり、元和八年(一六二二)以降棚倉藩領。正保郷帳では上根本村一村で田方八六三石余・畑方二〇八石余。元禄郷帳では上根本村は高三〇二石余、枝郷の下根本村は高二四八石余、同白坂しらさか村は高二〇〇石余、同折松村は高一九七石余、同原田はらだ村は高二四〇石余、同冷水ひやみず村は高八八石余。

上根本村
かみねもとむら

[現在地名]大宮町鷹巣たかす

久慈川西岸にあり、南は横瀬よこせ村。「水府志料」に「保内領より水戸城下への往還道筋也。又上大賀村の地より来れる用水江ありて、横瀬村に流る」と記される。寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高には「根本村」とあり、同二一年の御知行割郷帳に「上根本村」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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