精選版 日本国語大辞典 「三井八郎右衛門」の意味・読み・例文・類語
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江戸時代の呉服・両替商,のちの財閥三井家の歴代当主通称の一つ。11家からなる三井家当主の通称は,各家・各当主個人に固定したものではなく,11家内で〈譲替え〉が行われていた。これは11家の家産共有制に由来するものとみられる。八郎右衛門は,呉服店や幕府御用の名前として使われて,内部的にも最重要な名前と意識され,一般にも最も通用した。歴代の八郎右衛門名前使用者は,北家2代高平(家法《宗竺遺書》,家伝記制定者),伊皿子家初代高富(店制度考案者),新町家初代高治(家法=商売記制定者),北家3代高房(《町人考見録》編者),新町家2代高方,北家4代高美,新町家3代高弥,伊皿子家3代高登,北家5代高清,同6代高祐,新町家5代高雅,同6代高満,北家8代高福(維新期中興の祖),同9代高朗,同10代高棟(財閥形成者),同11代高公である。近年は譲替えの習いはなく,個人に固定化の傾向にある。
執筆者:田中 康雄
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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