万年(読み)マンネン

デジタル大辞泉 「万年」の意味・読み・例文・類語

まん‐ねん【万年】

[名]1万年。また、非常に長い年月。よろずよ。「鶴は千年、亀は万年
[接頭]名詞に付いて、いつまでも変わらず、その状態であるという意を表す。「万年青年」「万年補欠」

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精選版 日本国語大辞典 「万年」の意味・読み・例文・類語

まん‐ねん【万年】

[1] 〘名〙 万の年数。また、非常に長い年月。また、長寿。万歳。ばんねん。
懐風藻(751)春苑田辺百枝〉「適遇上林会、忝寿万年春」 〔詩経‐曹風・鳲鳩〕
[2] 〘接頭〙 いつまでも変わらずに同じ状態であるの意を添える。「万年青年」「万年平社員」など。
咄本・喜美賀楽寿(1777)祝言「長い白髪がはへて、御箱や御馬の鞍には亀を付て〈略〉住吉町の方へござった。おさへの衆に御名を聞たれば、万年いきのかみ」

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普及版 字通 「万年」の読み・字形・画数・意味

【万年】ばんねん・まんねん

万世。〔詩、大雅江漢に于(おい)て命を受く 召召公)の命を自(もち)ふ 虎(召伯虎)拜して稽首す 天子年ならんことを

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