精選版 日本国語大辞典 「一拳」の意味・読み・例文・類語
ひと‐こぶし【一拳】
〘名〙
※俳諧・大坂独吟集(1675)下「おそらくもなんごうならば一こぶし もってまいらふさかづきの影〈由平〉」
② 弓術で、一度矢を放つこと。
※太平記(14C後)一二「的矢に弓を取副へて〈略〉一度(ひトコブシ)遊ばし候へ」
③ 鷹狩で、一度鷹を放つこと。
いっ‐けん【一拳】
〘名〙
① 一つのにぎりこぶし。また、そのくらいの大きさ。
② (━する) 拳(こぶし)で一打ちすること。
③ 拳(けん)を一勝負打つこと。
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