百科事典マイペディア 「ヒツジ(羊)」の意味・わかりやすい解説
ヒツジ(羊)【ヒツジ】
→関連項目家畜
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…中世末期には毛皮のファッション化も進み,貴族や市民上層では絹やビロードの布地に,毛皮の飾りを襟,裾,袖口などにつけることが流行した。これに対し民衆は,ロシアなどの外国産毛皮(テン,カワウソなど)が衣服規制令の対象となっていたこともあって,もっぱら防寒用に国内産の子ヤギ,ヒツジ,ときにはアナグマ,キツネなどの毛皮で裏打ちされた外衣を常用していた。16世紀以来,上流社会で外国産毛皮の需要がますます高まり,新興のロシア帝国使節がヨーロッパの宮廷にみやげとして持参したクロテンなどの毛皮は,40万枚にも達したという。…
…農業生産は植物生産と動物生産の二つに大別されるが,養蚕を除く動物生産にかかわる農業が畜産である。畜産は家畜飼養を中心にした農業だということになるのであるが,人間生活にとけこんでいる家畜,家禽(かきん)のなかには犬,猫,小鳥といった愛玩用の動物も含まれており,畜産という場合はこれらの愛玩用家畜・家禽は含めない。役用に供する牛・馬,肉にする牛・豚・鶏・七面鳥,卵をとる鶏,乳を搾る乳牛,毛をとる羊など,生産目的に飼養する家畜が畜産の対象家畜である。…
…それぞれの量は,子の成長が早い種類ほど多い。子の体重が生まれたときの倍になるまでの平均日数は,アザラシが5日,アナウサギが6日,イヌが8日,ネコが9日,ヒツジが10日,ブタが18日,ウマが60日であるが,乳汁1l中のタンパク質の量(g)は,アザラシ119,アナウサギ104,イヌ97,ネコ95,ヒツジ70,ブタ37,ウマ20である。乳汁は,子の食物として重要なだけでなく,母親がもつ種々の病原体に対する抗体を子に伝え,乳児が伝染病にかかるのを防ぐ働きがある。…
…動物とは,他の生物を食べて独立生活をする生物の総称で,分類学上,植物界に対して動物界Animaliaを構成する。
【動物と植物】
動物も植物もその体は,水,無機塩,炭水化物,脂肪,タンパク質からなるが,消耗した成分を補い,新しい組織をつくるなど,生活に必要なエネルギーを得るためには栄養分が必要である。緑色植物は栄養分としての炭水化物を,光のエネルギーを用いた炭酸同化(光合成)によって大気中の二酸化炭素と水からつくり出す能力をもっている(独立栄養)。…
…イエス・キリストの象徴的な呼称および図像。〈善き牧者〉ともいう。旧約聖書では,ヤハウェや王が〈牧者〉に,ユダヤの民が〈羊の群れ〉にたとえられる(《エレミヤ書》《エゼキエル書》《詩篇》など)。新約聖書では,キリストは〈私は善き羊飼いである〉(《ヨハネによる福音書》10:1~18)と語った。ここから,キリスト教会では信徒が〈神の羊の群れ〉に,聖職者が〈牧者〉に,またキリストが〈大牧者〉(《ペテロの第1の手紙》5:3~4)にたとえられる。…
※「ヒツジ(羊)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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