ハンティンドン(英語表記)Huntingdon

改訂新版 世界大百科事典 「ハンティンドン」の意味・わかりやすい解説

ハンティンドン
Huntingdon

イギリス,イングランド中東部,ケンブリッジシャー西部(旧,ハンティンドン・ピーターバラ州)にある農業都市で,1974年までは旧州の州都であった。地名は〈狩猟者の丘〉の意。人口14万9000(1993)。グレート・ウーズ川中流北岸に位置し,周辺農村地帯の中心としてビール醸造や農産物取引が盛んである。ローマ支配時代につくられたアーミン街道の渡し場にあたり,921年にエドワード1世が要塞を建設したがデーン人に破壊された。ピューリタン革命の指導者O.クロムウェルの生地で,ゆかりのグラマー・スクールがあり,また市内にはジョージアン様式民家が多い。対岸のゴッドマンチェスターGodmanchesterとは双子都市をなす。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハンティンドン」の意味・わかりやすい解説

ハンティンドン
Huntingdon, Selina Hastings, countess of

[生]1707.8.24.
[没]1791.6.17.
イギリスの「ハンティンドン伯爵夫人団体」の創立者貴族の家に生れ,セオフィラス・ハンティンドン伯爵と結婚 (1728) 。 J.ウェスリーのメソジスト運動に加わり,特に貴族階級へのメソジスト運動普及をはかり,18世紀の福音主義復興の中心人物となった。晩年彼女が創設した多数教会を,「ハンティンドン伯爵夫人団体」に組織した (90) 。

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