ハマグリ(蛤)(読み)ハマグリ

百科事典マイペディア 「ハマグリ(蛤)」の意味・わかりやすい解説

ハマグリ(蛤)【ハマグリ】

マルスダレガイ科の二枚貝。高さ6.5cm,長さ8cm,幅3.5cm。殻表は黒褐〜白色,2放射帯のあるものなど個体によって異なる。内面は白色。北海道南部〜九州の内湾の潮間帯付近の砂泥底にすみ,養殖もされる。産卵期は夏。潮干狩りの獲物とされ,吸物,つくだ煮など重要な食用貝。これに似たチョウセンハマグリ外洋の砂底にすむ殻の厚い種類で,前種よりやや大きい。肉は食用,殻は碁石の上等な白石にされ,宮崎は有名な産地であった。近年は食用に韓国からシナハマグリが輸入される。

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