精選版 日本国語大辞典 「内面」の意味・読み・例文・類語
うち‐づら【内面】
〘名〙
※史記抄(1477)一四「内つらの爪のはつは厥陰肝経大敦穴也」
※勇魚取絵詞(1829)上「その土塀の内面(ウチヅラ)に」
※直木三十五を悼む(1934)〈菊池寛〉三「内づらが極めてわるい」
ない‐めん【内面】
〘名〙
① 物の内部に向いた面。うちがわ。内部。
※日本風俗備考(1833)一八「壁の内面は紙を張貼し」
② 人間の精神・心理に関する面。心の中。
※思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石〉四「病気の経過に伴れて起こる内面の生活」
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