ジン・ニン・にる(漢字)

普及版 字通 の解説


13画

[字音] ジン・ニン
[字訓] にる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は壬(じん)。壬にふくらむ意がある。〔説文五下に「大いに孰(に)るなり」、〔方言、七〕に「熟(に)るなり。徐・揚のにはと曰ふ」とみえる。〔論語郷党〕に「失のものはらはず」とあり、よく火がとおって、ふくよかになることをいう。

[訓義]
1. にる、よくにる、にこむ。
2. よくにたもの。

[古辞書の訓]
名義抄 ニル 〔字鏡集 ニル・アク

[熟語]

[下接語]
・失・常・厨・調・鼎・亨

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報