シツ・くし・けずる(漢字)

普及版 字通 の解説


19画

[字音] シツ
[字訓] くし・けずる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(節)(せつ)。〔説文〕六上に「比(そひ)の名なり」とあり、の類をいう。〔詩、周頌、良耜〕に「其の比(なら)ぶことの如し」とあり、の歯のように列ぶことを比という。は古く非余(ひよ)といい、金文の〔小臣伝(しようしんでんゆう)〕〔友鼎〕などに非余を賜うことがみえる。〔礼記内則〕に「男女、巾を同じうせず」とあり、男子もを用いた。

[訓義]
1. くし。
2. けずる、くしけずる。
3. 木の名、はしばみ。

[古辞書の訓]
和名抄 久之(くし)〔名義抄 クシ・ケヅル 〔字鏡集 ケヅル・アキラカ・ヲシフ・クシ・ナヅ・カシラナヅ

[熟語]

[下接語]
・盥・巾・坐・風・密・容・慵

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android