デジタル大辞泉
「コタキナバル」の意味・読み・例文・類語
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コタ・キナバル
Kota Kinabalu
マレーシアの島嶼部,ボルネオ島のサバ州西岸の港湾都市。旧名ジェセルトンJesselton。人口30万7000(2000)。1899年建設。サンダカンにかわって1946年に州都となって以来経済発展が著しく,港の貨物取扱量は州内最大である。マレーシア国民大学の分校が開設され,教育・文化の中心地にもなった。海岸埋立地に南北に細長くのびる近代的市街地は,第2次大戦後にできたもので,南へひろがった官庁街の一画には新しいモスクが建てられ,イスラム教徒マレー人の増加を象徴している。マレーシアではクアラ・ルンプル,ペナンに次ぐ国際航空路の要衝である。
執筆者:太田 勇
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
コタキナバル
Kota Kinabalu
マレーシア,ボルネオ島北東部,サバ州の州都。 1967年まではジェスルトンと呼ばれていた。南シナ海に面する貿易港でもある。年平均気温 27℃,年降水量 2000mm。 1899年にイギリス領北ボルネオの貿易港として建設された。第2次世界大戦末期にオーストラリア軍と日本軍の激戦地となり,戦後再建された。市街地が狭いため 1970年代に埋立てが進み,高層ビルや新住宅街が完成した。精粉,木工,石鹸,プラスチック製品などの軽工業が行われ,経済的にはホンコンとの結びつきが強い。住民の半分以上が中国人。人口5万 5997 (1980) 。
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世界大百科事典(旧版)内のコタキナバルの言及
【サバ[州]】より
…面積7万4000km2,人口181万(1991)。州都はコタ・キナバル。住民は土着のカダザン(ドゥスン)族(28%)が最も多く,次いで華人(21%),バジャウ族(12%)となり,マレー人は増加しつつあるがまだ3%にすぎない。…
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