カクテルの用語(読み)かくてるのようご

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カクテルの用語」の意味・わかりやすい解説

カクテルの用語
かくてるのようご

シェーク shake
 シェーカーに材料を入れ、氷塊3~4個を加え、手首を使って、速く、しなやかに振り、混合、冷却すること。

シングル single
 酒を注ぐときの量を表す単位で、1杯分、30ミリリットルのこと。

スクイーズ squeeze
 スクイーザーを使い、レモンオレンジなどからジュースを絞り出すこと。

ステア stir
 ミキシンググラスに材料を入れ、氷塊4~5個を加え、バースプーン攪拌(かくはん)し、混合、冷却すること。シェークすると材料が濁る場合に用いる。

スノースタイル snow style
 グラスの縁をレモンスライスでぬらし、砂糖をつけること。

スライス slice
 レモン、オレンジなどを薄切りにすること。

ダッシュ、ドロップ、茶匙 dash, drop, teaspoon
 カクテルの味を引き締めるために、ビタースなどの配合物を少量加える場合に使う用語。1ダッシュは一振り落とす(6ドロップに相当)こと、1ドロップは1滴落とすこと、茶匙(ちゃさじ)1杯はバースプーンに1杯(6ダッシュに相当)のこと。

チェーサー chaser
 追いかけるの意味で、ウイスキーなどアルコール分の高い酒をストレートで味わうときに添えて出す冷水、または、ソーダ水トニックウォーターなどのこと。

ピール peel
 レモン、オレンジなどの表皮を小さくむいて、グラスの上でつまみ、香りをつけること。

ビルド build
 使用するグラスに、直接材料を入れ、氷塊を加え、ステアしてつくること。

フロート float
 浮かせること。蒸留酒ワイン、クリームなどを、カクテルまたはソフトドリンクスの上にバースプーンを使って静かに注ぎ入れ、比重を利用して浮かべる。

ベース base
 基酒。カクテルを調合する場合に、基本になる酒をいう。

[椙山八重造]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例