デジタル大辞泉
「ずと」の意味・読み・例文・類語
ず‐と
[連語]《打消しの助動詞「ず」の連用形+接続助詞「と」》…(し)ないで。…(せ)ずに。
「ゆめゆめこれを知ら―いましめ侍るなり」〈仮・伊曽保・下〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ず‐と
① 「と」は逆接を表わす。…なくても。…ないでも。
※
歌舞伎・仏母摩耶山開帳(1693)一「其の
奥様の
難儀とあらば、言はずと出さう奴が」
② 「と」は単なる
接続の意を表わし、
命令や
依頼の
表現に続けられる。…ないで。ずに。
※歌舞伎・傾城富士見る里(1701)一「まづさう言はずと聞いてたも」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報