デジタル大辞泉
「こてこて」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
こて‐こて
[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① むやみに多くの量をあつかうさまを表わす語。多すぎてごたごたするさまや、濃厚なさまなどにもいう。こってり。
※黴(1911)〈
徳田秋声〉三〇「古い装飾品のこてこて飾られた部屋」
② たどたどしく不器用に仕事をするさまを表わす語。
老人や、手なれない者、また、悲しみなどのために、
手元がたどたどしくなるさまにいう。こってこって。
※浄瑠璃・
祇園女御九重錦(1760)三「お神酒
(みき)の余り
燗鍋(かんなべ)に、温め入れてこてこてと、盃のせる丸盆も、心有りげに携へ出で」
[2] 〘形動〙 (一)①に同じ。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報