お妻八郎兵衛(読み)オツマハチロベエ

デジタル大辞泉 「お妻八郎兵衛」の意味・読み・例文・類語

おつま‐はちろべえ〔‐ハチロベヱ〕【お妻八郎兵衛】

大坂古手屋八郎兵衛嫉妬から、遊女のお妻を殺した事件主題とする歌舞伎浄瑠璃通称歌舞伎狂言文月恨切子ふみづきうらみのきりこ」、浄瑠璃「桜鍔恨鮫鞘さくらつばうらみのさめざや」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「お妻八郎兵衛」の意味・読み・例文・類語

おつまはちろべえ おつまハチロベヱ【お妻八郎兵衛】

大坂の古手屋八郎兵衛が遊女お妻を殺した事件を脚色した作品の通称。早く歌舞伎の「文月恨切子(ふみづきうらみのきりこ)」に取り入れられ、浄瑠璃の「桜鍔恨鮫鞘(さくらつばうらみのさめざや)」が名高い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「お妻八郎兵衛」の解説

お妻八郎兵衛
(通称)
おつま はちろべえ

歌舞伎・浄瑠璃の外題
元の外題
文月恨切子 など
初演
享保16.7(大坂・岩井座)

お妻八郎兵衛
おつま はちろべえ

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
作者
伊原青青園
初演
明治44.4(東京市村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android