デジタル大辞泉 「鴨」の意味・読み・例文・類語 かも【×鴨/×鳧】 1 カモ目カモ科の鳥のうち、ガン・ハクチョウ類以外の総称。中・小形の水鳥。先の丸い平らなくちばしをもち、指に水かきがある。一般に雄の羽色は派手で、雌は褐色。日本には秋に渡ってきてつがいをつくり、春に北方の繁殖地に戻るものが多い。マガモ・コガモ・オナガガモや留鳥のカルガモなどは水面で餌をとり、キンクロハジロなどは潜って餌をとる。かもどり。あしがも。《季 冬》「海くれて―の声ほのかに白し/芭蕉」2 利用しやすい相手。負かしやすい相手。「いい―にされる」[類語]真鴨・軽鴨・夏鴨・小鴨・鴛鴦おしどり・鵞鳥・家鴨あひる・合鴨 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「鴨」の意味・読み・例文・類語 かも・る【鴨】 〘他ラ四〙 (「かも(鴨)②」を動詞化した語) 相手をうまく利用して利益をせしめる。勝負ごと、あるいは詐欺などで相手を食いものにする。※大道無門(1926)〈里見弴〉白緑紅「素的な美人かなんかで、一人でここに来てゐて、麻雀がしたくってたまらない、なんてのがゐないかなア。〈略〉それなら、少しくらいかもられたって」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報