カ(クヮ)・うり(漢字)

普及版 字通 の解説


5画

[字音] カ(クヮ)
[字訓] うり

[説文解字]
[金文]

[字形] 象形
の実の形。〔説文〕七下に「(ゆ)なり。象形」、また艸部の(ら)に「木に在るを果と曰ひ、地に在るをと曰ふ」とあり、みなその形をとる。

[古辞書の訓]
名義抄 ウリ・ヒサゴ

[部首]
〔説文〕に(弁)・など六字の他にの字があり、〔玉〕の部にすべて二十五字を属する。

[声系]
〔説文〕に声として、(弧)・(孤)など十一字を収める。落(かくらく)(からりとしたさま)・中虚の意をもつものがある。

[語系]
koaの音は果kuai、luaiと近く、果とはをいう。壺ha、鼓kaもと声近く、みな中空の意がある。〔荘子、逍遥遊〕の「」も同じく廓落(かくらく)の意。ともに擬声的な語である。

[熟語]

[下接語]
・華・嘉・甘・懸・胡・削・種・新・垂・西・薦・投・盗・南・破・剝・美・分・包・剖・匏・木

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報