OP磁石(読み)オーピージシャク

デジタル大辞泉 「OP磁石」の意味・読み・例文・類語

オーピー‐じしゃく【OP磁石】

磁鉄鉱Fe3O3と亜鉄酸コバルトCoO・Fe2O3からなる永久磁石フェライト一種。昭和7年(1932)、加藤与五郎武井武発明保磁力が強く、耐衝撃性、耐酸性にすぐれるが、比較的もろい。

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百科事典マイペディア 「OP磁石」の意味・わかりやすい解説

OP磁石【オーピーじしゃく】

1933年加藤与五郎と武井武が発明した代表的な酸化物磁石OPはoxide powderの略。磁鉄鉱Fe3O4と亜鉄酸コバルト(コバルトフェライト,CoO・Fe2O3)の混合粉末を成形焼結,磁化したもので,幾分もろいが,保磁力が高く,安価で実用上優秀な永久磁石として多用同種のものにバリウムフェライト磁石もある。

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