鹿島(広島県)(読み)かしま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鹿島(広島県)」の意味・わかりやすい解説

鹿島(広島県)
かしま

広島県南西部、倉橋島の南にある島。呉(くれ)市に属す。面積2.64平方キロメートル、人口455(2000)。広島県ではもっとも隔絶した島であったが、1977年(昭和52)倉橋島鹿老渡(かろうと)との間に340メートルの鹿島大橋が架設され、音戸(おんど)大橋を経由して本土陸続きとなった。島民大半沿岸漁業沖合漁業に従事する瀬戸内の典型的な漁村であるが、島の西側の斜面には段々畑がみられる。

[北川建次]

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