鹿子絞(読み)かのこしぼり

精選版 日本国語大辞典 「鹿子絞」の意味・読み・例文・類語

かのこ‐しぼり【鹿子絞】

〘名〙 絞り染め一種。布を結びしばって染色し白い斑点模様を染め出す。上代では纐纈(こうけち)、ゆわた、中世ではくくし染、目結(めゆい)目染、括(くくり)染などといい、桃山江戸時代に全盛した。三纈の一つ。鹿子染(かのこぞめ)鹿子結(かのこゆい)鹿子目結(かのこめゆい)。かのこ。
随筆守貞漫稿(1837‐53)一七「縮緬の鹿子絞りは緋を専とし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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