普及版 字通 「鷁(漢字)」の読み・字形・画数・意味
鷁
21画
(異体字)
19画
[字訓] さぎ
[説文解字]
[字形] 形声
正字はに作り、兒(げい)声。〔説文〕四上に「は鳥なり」とあり、雁に似た水鳥であるという。また〔左伝、僖十六年〕「六(りくげき)き飛び、宋を(よぎ)る」という異変記事を引く。今本に字を鷁に作る。〔荘子、天運〕に「夫(そ)れ白の相ひるや、眸子(うご)かずして風す(身ごもる)」とみえるが、どういう鳥であるのか明らかでない。〔淮南子、本経訓〕に「舟鷁首」、〔漢書、司馬相如伝〕に「鷁をぶ」とあり、船首の呪飾に用いる。
[訓義]
1. 水鳥の名。さぎの類。
2. 船の首に呪飾としてそえる鳥。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕鷁 佐(さぎ) 〔名義抄〕 アヲサギ 〔字鏡〕鷁 シギ・サギ・ミホ/ サギ 〔字鏡集〕鷁 ミヅトリ・ヨクトブ・カササギ・ヲシ・ニホ・シギ
[熟語]
鷁舸▶・鷁首▶・鷁舟▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報