鴟鴞・鴟梟(読み)しきょう

精選版 日本国語大辞典 「鴟鴞・鴟梟」の意味・読み・例文・類語

し‐きょう ‥ケウ【鴟鴞・鴟梟】

〘名〙
① 鳥「とび(鳶)」また、「ふくろう(梟)」の異名
史記抄(1477)一八「嘉林と云は、虎狼鴟梟なんどや毒螫蝮蛇なんどもないぞ」 〔詩経‐豳風・鴟鴞〕
② 邪悪な行ないをすること。また、心の正しくない人をたとえていう語。
日本外史(1827)五「於平治之後。乗綱維之弛、以逞鴟梟之欲
朝日新聞‐明治一二年(1879)一一月一八日「金銭を盗取りなど鴟梟(シケフ)を極めざる事なかりけるが」 〔漢書‐郊祀志〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報