高橋家住宅(読み)たかはしけじゆうたく

日本歴史地名大系 「高橋家住宅」の解説

高橋家住宅
たかはしけじゆうたく

[現在地名]黒石市中町

なか町は古い商家が軒を並べ、そのなかでも高橋家は江戸中期の商家の原形をとどめる。国指定重要文化財。切妻造妻入りで、前面に「こみせ」を延ばし、店の出入口には吊上げ大戸があり、店の中には通り庭があり、戸や障子もよく保存されている。高橋家の記録によると、中町に来たのは享保二年(一七一七)、その後宝暦五年(一七五五)改築、明和年間(一七六四―七二)と寛政年間(一七八九―一八〇一)に三度にわたって屋敷を拡張し、元治元年(一八六四)の半右衛門火事、明治二年(一八六九)の久一火事の際にも被災を免れ、宝暦年間の建物を今日に伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「高橋家住宅」の解説

高橋家住宅〔青森県〕

青森県黒石市にある住宅。宝暦年間(1751年~1763年)の建築とされる。主屋、米蔵文庫蔵などが国の重要文化財に指定されている。

高橋家住宅〔大阪府〕

大阪府和泉市にある住宅。江戸時代中期に建てられたとされる。国指定重要文化財。

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